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2013
04/02
日本人損させ仮説が医療の世界で発動
日本人向けの金融商品が大量販売されると、既に日本人個人投資家よりも賢い世界の投資家は
利益確定済みの危険信号というのが、日本人損させ仮説です。

日本人損させ仮説発動により失われるのは、個人投資家のお金ですが、お金よりももっと大切な
ものが失われた、日本人損させ仮説があります。

肺がん治療剤の「イレッサ」です。

肺がん薬イレッサ訴訟、遺族側が全面敗訴へ 最高裁決定

イレッサは、間質性肺炎という副作用で患者の命を奪い、遺族が提訴しましたが、全面敗訴の判決
は確定しました。

ここに、日本人損させ仮説の罠があります。

イレッサは「分子標的薬」という癌細胞の代謝に関わる特定の性質や物質に対して薬効を発揮して、
癌細胞意外の正常な細胞には悪影響を与えにくいとされた、期待の新薬です。

一方で、日本の医薬品市場には「ドラッグラグ」という特有の問題があります。これは、海外では
効果を発揮している優秀な医薬品が、日本での治験や認可が進まずに、日本の医療機関では利用で
きないという障壁です。これは、海外の優秀な医薬品にシェアを奪われる日本国内の製薬企業を
保護しているのでは、という疑念があります。

ドラッグラグの最悪な一例 薬害エイズ事件
安全性の高い加熱製剤によって、ミドリ十字の非加熱製剤のシェアを奪われるのを恐れて、
加熱製剤の認可と使用を遅らせて、HIV感染の副作用を人為的に拡大したという、とんでもない
事件です。

アストラゼネカ 世界初、最速審査でイレッサの承認取得 ニュースリリース

イレッサ

「がん治療の最前線を行く分子標的治療剤として非小細胞肺がん治療の選択肢を広げる薬剤であると
期待されています」「従来の化学療法剤とは異なり、報告された主な副作用は発疹、下痢等でしたが、
ほとんどが軽度から中等度でした。」とされる素晴らしい医薬品が、「世界に先駆けて日本が最初の
承認国となりました。」となるのは、これまでのドラッグラグとは矛盾しており、不自然です。

アストラゼネカは英国を拠点とするグローバル製薬企業であり、開発の主体は海外です。国内の製薬
会社の医薬品ではなく、海外から輸入される医薬品が世界に先駆けて認可されるのは、やはり不自然
です。

その後、イレッサは間質性肺炎という致死性の副作用が発覚して、当エントリーの筆頭のリンクの
通り提訴されました。

この副作用発生を契機に日本を追ってイレッサが認可された米国では、添付文書が改訂されました。
米国におけるIRESSA(gefitinib)添付文書改訂及び薬剤提供プログラム について
イレッサ2

「米国におけるイレッサの処方は、本剤により利益が得られている患者、あるいは、過去に利益が
得られていた患者が対象となる」

非常に分かりにくい悪文ですが、要約すると新規の患者にイレッサ投与禁止。米国におけるイレッサの
死刑宣告です。

その後の欧州市場でのイレッサの市場投入は断念しました。

分子標的薬という新規性の高い抗がん剤のイレッサは期待は大きいが、思わぬ副作用発生リスクがある
ので、まずは副作用が出ても文句を言わない黄色いサルを実験体にしてから、市場に投入しよう。
と企てたのでしょう。

思惑は的中して、致死性の副作用が発生したが、日本の司法は日本人の命はお金よりも軽い事を
承知しているので、死者が出てもたいした損害にはなりませんでした。

米国では使用禁止、欧州では商品化を断念したイレッサ。日本人に投与して副作用で命を
奪っても、賠償責任はない。日本人は黄色いサルで実験動物だから。日本人以外の人間、
カネ、日本人=実験動物という、序列を確定した判例となりました。


日本人向けに世界に先駆けて開発された抗がん剤。悲劇的な日本人損させ仮説となりました。

教訓

もしも、新薬が投与されたり、臨床試験の対象となった時に?

その医薬品は日本以外の他の国で既に認可されているか、医師・薬剤師に相談しましょう。

もしも、日本が世界初で、更に外資系製薬企業の薬であることが判明したら、
危険信号であると考えるべきでしょう。

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