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2013
03/08
8%超の実質利回り 一見、美味しい投資に見えるが.....
アドバンス 太陽光発電、借地権付きで分譲

株式会社アドバンス 公式サイト

2100万円の投資で、政府の再生エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して、20年間固定価格
(42円/kwh)で販売して、20年間累計で4200万円の売電収入を見込む投資案件です。

東京電力による一般家庭の電力料金は18.89〜29.10円/kwhであり、42円/kwhは電力会社にとって
販売価格の二倍前後の仕入れ値となる、ボッタクリ価格です。電力会社にとって、買い取れば
買い取るほど赤字になる計算になりますが、これは再生可能エネルギー賦課金として、電力料金に
追加して請求して帳尻を合わせます。

20年間固定のボッタクリ価格で電力を押し売りして、その負担は電気代の追加料金で補填する
仕組みとなり、形としてはソーラー売電できる資産家や事業家が、できない大多数の消費者から
搾取して儲ける仕組みです。

2100万円の初期投資で、想定利回りが8%超え。個人投資家に着目されている、アパート・マンション
投資と似ている点があります。

空室リスクがある、キレイな部屋を維持するリフォームコスト、新築と築20年では想定できる家賃が
異なる経年劣化による収入逓減の問題があります。更には、契約対象が個人であり、家賃の不払い
や火災や自殺などのリスクもあります。

ソーラー売電は、20年間固定収入で支払者は大手電力会社、経年劣化して発電効率の逓減はあるが、
古いからと文句を言う太陽光はいない。保守管理コストは低い。といった違いがあります。

現在、この投資案件については、押し売りするような広告攻勢はなく、ひょっとして有利な投資なように
感じます。


ただし......問題はあります。

鳥取県日南町のメガソーラー計画、事業収支が合わず中止

電力会社が無条件で電力を買い取ってくれるのではなく、ソーラー発電所と電力網の送電線の接続が
物理的に採算上できないため、買い取りを拒否されて、計画が破綻しました。

地方自治体や大手企業が連携したソーラー売電事業計画であっても、破談するリスクがあります。

また、アパート・マンションに比べるとリフォームコストが低いとは言え、ソーラー売電にも
維持費がかかります。

特に寿命が短いのは、ソーラーパネルで発電した電力を変圧・調整・出力するパワーコンディショナー
と言われる付随施設です。寿命が10〜15年と言われ、途中で交換する必要があります。

現在、10年20年など稼働実績のあるソーラーパネルがあり、僅かな発電量の低下があるだけで、
寿命が長いと言われています。しかし、これはパネルの低価格競争が起きる前の国産品であり、
現在調達したパネルが同じ品質がある保証はありません。

ガラス、結晶シリコン主体の高価格のパネルから、樹脂や可塑剤(接着剤)の多用とシリコンの
薄膜化といった構造の違い。樹脂や可塑剤は耐光性や耐候性が低く劣化します。薄膜化した
シリコンも同様です。また、中国製韓国製など低価格品の参入とこれと対抗する国産品のコスト
ダウン競争で、品質の低下もあります。過去のパネルと現在のパネルは別物だと考えた方が良く、
寿命は20年後にならないとわかりません。

保証

これらの保証は、事業会社のアドバンスとメーカーが主体となっています。
日本のトップメーカーであるシャープが破綻寸前あり、最大手であった独Qセルズは経営破綻をして
います。

また株式会社アドバンスは2012年から事業を開始したベンチャー企業であり、20年間の契約の存続を
確証するのは非常に困難でしょう。

再生エネルギーの固定価格買い取り制度の20年間固定料金買い取りの契約が、政府により
撤回されて、買い取りがなくなるリスクは低いですがゼロでは無いでしょう。これ以上に可能性が
高いのは、現在42円/kwhの買い取り料金が来年度以降の契約では削減される。あるいは、この
制度が廃止される可能性もあるでしょう。

既に稼働中で売電契約されている施設は、新規の契約の買い取り価格が低下したり、制度が
廃止されても、買い取り価格に変化が無ければ影響が無いでしょう。

しかし、株式会社アドバンスなどの売電事業会社、パネルメーカーは、この制度の存続が事業存続の
裏付けとなっており、おそらく制度廃止で経営破綻や事業の撤退が相次ぐでしょう。


また、契約満了した20年後の「出口戦略」についても、この販売資料では明確になっていません。






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