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2015
05/17
ニュースで消耗していませんか?効率化する簡単な方法
私はテクニカル指標は全く見ないで投資判断を決めています。決めては決算書とニュース。ニュースと言っても、特別な情報員を持っていたり、インサイダー取引もしていません。投資に限った話ではないですが、時事を理解したり、ビジネスのチャンスをつかむにもニュースは必要です。しかし、質の悪いニュースで時間や頭脳を消耗していませんか?
今回は最近の身近なニュースを例にして、効率化の秘訣を探ります。

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企業決算に関わるニュースです。タイのアユタヤ銀行と米モルガンスタンレーが利益を押し上げて、連結計上純益が1兆円を超えたと要約できます。決算は数字であり前期や全々期など時系列の流れで理解する必要があります。

企業の決算の詳細については、必ず企業の公式サイトに公示してあり(他の手段もある)投資家が作業としてではなく、ニュースとして分かりやすく理解するには有益な情報源になります。

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こちらは三菱UFJファイナンシャル・グループの公式サイトの例ですが、エクセルなどに呑み込ませて、自動的に数値分析できるデータもありますが、ニュースとして汎用的な情報源にするには一番上の決算ハイライトが良いでしょう。グラフで理解をする事ができます。

ここが同社の分析をするテーマなら詳細を紹介したいところですが、今回は一部だけを抜粋します。

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連結計上純益は10,337億円(1兆337億円)であり、日経新聞の報道と一致します。時系列で見ると、前期2013年度は9848億円であり、伸び率では5%程度。1兆円という数字が踊り、ニュースのコメントを読み書きできるNewsPicksというサイトでは、賞賛にしても怨嗟にしても、すごい1兆円というコメントがありましたが、時系列で見ると、あえて一面トップに出るようなニュースではないように思えます。
さらに右側の図表を見ると、部門別の純利益の内訳が見られます。日経新聞で利益を押し上げたと報道されているアユタヤ銀行の純利益の内訳は382億円。全体に占める割合は3.7%。モルガンスタンレーとの合計で1130億円、割合では10.1%。日経新聞の文字の報道と、この決算ハイライトの数字の情報では差異があるように感じます。

本題と少しズレますが、なかなか報道できない情報がこの決算ハイライトに出ています。

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三菱UFJファイナンスグループの国債の保有残高ですが、時系列でどんな傾向があるのか。詳細はあえて語りませんが、このグラフを頭に入れておいて損はないと思います。1兆円超えたというニュースよりは重要でしょう。

このように企業の決算や業績に関わるニュースは企業の公式サイトを見ると良いでしょう。


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次はこちらのニュースです。これは記者の主観が見出しに出ていますが、必要な情報がこのニュースでは伝えておらず、記者の独り言やこのブログのようなチラシの裏程度の価値しかないという悪いニュースの一例です。

表題では航空収入が減ったとあり、本文では「着陸料など航空事業が全体の47%にとどまり、物販などの非航空事業を04年の民営化後初めて下回った。」とあり、売上全体に占める割合が下がったと報じています。全体ではどうなのかわかりません。更には「一方、海外から訪れる観光客の増加や商業エリアの増床もあって、物販や飲食などの「リテール事業」の売上高は14・3%伸びた。」とあり、航空収入以外の物販や飲食の売上が伸びれば、全体の割合としての航空事業の売上は下がります。

このニュースは支離滅裂。読むだけ時間の無駄です。

航空関連のニュースは朝日新聞ではなく、専門のニュースサイトを見ましょう。ここではAviation Wireを取り上げます。

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ニュースの一部の抜粋ですが、情報量は圧倒的です。朝日新聞の記事のように記者の独り言ではなく、数字のデータを客観的に並べて報道しています。

「空港運営事業が売上高1103億5400万円(2.5%減)で営業利益が47億3000万円(40.4%減)、リテール事業が売上高673億8700万円(14.0%増)で営業利益が201億3600万円(13.4%増)、施設貸付事業が売上高327億3100万円(0.4%減)で営業利益が135億3200万円(7.4%減)、鉄道事業が売上高30億500万円(0.4%減)で営業利益が6億1600万円(33.6%増)だった。」

この客観的なデータがニュースの本旨であり、これを省いて記者の独り言を入れるとは、私には完全に理解不能です。朝日新聞の報道では不明であった、航空事業の売上の具体的な数字と2.5%減という数字がわかります。

更には空港事業にとって最重要な利用客数や取り扱い貨物量のデータも「発着回数は0.9%増の22万8000回、旅客数は2.0%減の3531万人、貨物量は4.6%増の208万トン、給油量は4.1%減の462万キロリットルとなった。」と明記されています。飛行機の発着回数は微増しているが、旅客数は2%の減少となっている。発着数が増えているが、旅客数が減っているのは、発着一回あたりの旅客数が減っている。機材が小型化している事を示しています。


このニュースなら更に読み込んで分析する。成田空港会社の公式サイトで決算データを見る。といったさらなる分析に繋がるでしょう。同じニュースでも、チラシの裏レベルの朝日新聞と、専門サイトではここまで違う。

興味のあるニュースは専門サイトで読みましょう
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