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2014
08/08
起死回生のサムスンの新型モデルの発表と亀山モデルの罠の再演か
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マニアックな考察で、サムスンGalaxy王国の凋落を事前に予想していましたが、今回は他者の投資系のニュースやブログにない視点で、いち早くサムスンが8、9月に発表予定のGalaxyシリーズの起死回生の新作を一刀両断してみます。結論は、現状打破の努力は見られるが、深刻さは深まるばかりです。

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サムスンの兵糧であったハイエンドAndroidスマートフォンの市場を攻撃した刺客は中国の小米のハイエンドモデルのMi4であり、iPhone5を思わせる金属製フレームであり、価格が二倍するGalaxy S5よりも高級感があります。仕様は5インチ(1920×1080)ディスプレイでプロセッサ(チップセット)は米QualcommのSnapdragon 801(2.5GHzクアッドコア)、3GバイトのRAMと、Galaxy S5と同等です。Androidスマートフォンの価格低下と横並び化の主因となったのは、私が既に考察済ですが、ハードウェアとソフトウェアの両面の仕様の固定化です。チップセットの米QualcommのSnapdragon 8XXシリーズは、全世界のハイエンドAndroidスマホにもれなく採用されており、これと、Google側が端末メーカーによるカスタマイズに大幅な制限を課したAndroid4.4を採用すれば、技術の蓄積のない新興メーカーでも容易にハイエンドスマートフォンが開発できるようになりました。

この厳しい状況下で投入される期待の新機種は以下の通り

Galaxy Alpha
テクノロジー系のニュースや投資系のニュースでは、プラスチック・ラバー系のGalaxy S5は中国市場では価格が半額の小米のハイエンドモデルに比べて、外見の高級感に欠けて苦戦した。デザインを金属系に切り替えた新しいハイエンドモデルを出すという観測がありました。

リンクのサイトはGalaxy Alphaはハイエンドモデルとありますが、これは中国市場で200〜300ドル前後で売られているミドルモデルの対抗機です。日本では非発売ですが、海外のミドル級の中核モデルにGalaxy Aceシリーズがあり、AlphaというのはAceの後継モデルであるのは名称からも予想できます。ハイエンドではなく、ミドル級と断言できる裏付けは4.7~4.8インチHD解像度のSuper AMOLEDディスプレイ、 Exynos 5 Octa プロセッサ、2GB RAMというスペックです。画面解像度がハイエンドクラスで横並びの1920×1080よりも低い1280×720(HD)となっている事から証明できます。また、チップセットがQualcommのSnapdragon 8XXシリーズではなく、自社製の Exynos 5 Octaであるところも注目点であり、これは後述の通りサムスンの競争の困難さを示しています。ディスプレイも同様に自社製のSuper AMOLEDを採用。

デザインでは、小米のMi4やAppleのiPhone5s/cをターゲットにキャッチアップしており、価格帯ではMi4と比べて競争力のある300ドル前後を想定しているのでしょう。しかし、純然たるハイエンド仕様のMi4と、外装は立派だが中身はミドル級のGalaxy Alphaでは、サムスンの苦しい状況の証明になってしまっています。


Galaxy Note4
ファブレット(5インチ級以上の大型ディスプレイを搭載し、タブレットとスマートフォンの長所を併せ持つ)市場を切り開き、サムスンの躍進と利益に貢献しているGalaxy Noteシリーズの最新作。私も同シリーズを所有していますが、現在では日本のスマホメーカー各社も5インチ以上のディスプレイは標準化されており、Appleも5.5インチなど大画面モデルの発売が予想されており、差別化は厳しい状況に追い込まれています。大画面と並んで同シリーズの特徴となっているのは付属のタッチペンによる操作ですが、残念ながらこの機能を活用している人は私も含めていないか、いてもごく少数であるのが現実です。また、私も等ブログで初期から問題提起をしている、AndroidのOSの断片化(新旧様々なバージョン、あるいはメーカーによるカスタマイズが乱立して、OSとしての統一感が失われて、操作性の劣化、パフォーマンスの低下、セキュリティ対策の困難化の要因になる)はGoogle側としては、改善を進めており、Noteシリーズの独自性であるペン操作と独自アプリは、OSを提供するGoogleとしても受け入れにくい状況です。

スペックは自社製のSuper AMOLED 1440x2560と、これまでの1920×1080よりも更に高解像度になっています。チップセットはQualcomm Snapdragon 805、又は自社製のExynos 5433となっています。後者の詳細スペックや実装レポートは明らかになっていませんが、最先端のハイエンドモデルとそれに対応するチップセットを米Qualcomm Snapdragon 805にキャッチアップできているのは、サムスンの高い技術力を証明するものとなっています。

ただし、Super AMOLED 1440x2560とExynos 5433のスペック詳細が待ち遠しいというような意見は、私のような少数のマニアの戯言でしかないでしょう。300ドルで売られているMi4のスペックで十分過ぎるほどに高機能であり、この些末な仕様の違いに価値を見いだすのは難しい。

サムスンのミドル級、ハイエンドスマホに採用されているSuper AMOLEDとは、有機ELディスプレイの一種ではり、iPhoneや他のAndroidで普及している液晶とは異なるものです。これは店頭でGalaxy S5その隣のサムスン製ではない他のAndroidの画面を目を凝らして比較するとすぐ理解できますが、消費者の選考基準にはなりえません。

小米のMi4はシャープのIGZO液晶を採用されていると言われています。市場の情勢に応じて、好きな品目を好きな量だけ調達できる他者とは異なり、ディスプレイを自社生産するサムスンは、市場の変化に対して脆弱です。これは、かつてのシャープの液晶テレビの「亀山モデル」の罠と同じで、市場の拡大に向けて生産体制を急拡大したが、想定外の売り上げ減少で、自社の生産施設が余剰になって、経営困窮化の危険を孕んでいます。



自社製造部品が一つもないMi4が上記写真のようにクールでカッコ良く、ハイスペックで価格はGalaxy S5の半額。チップセットとディスプレイが自社製であっても、その違いは消費者は実感できない。サムスンの厳しいディールです。






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