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2014
07/31
計画通りの予想的中 失速のサムスン。しかし、地獄はこれから。
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サムスン第2四半期決算、減収減益--モバイル事業が不振 Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 編集部 2014/07/31 13:00

本ブログの筆者は、サムスンの失速は予想していました。
本ブログ「サムスンの苦悩 旗艦機種のGalaxy S5は売れない予想をしています。」2014.3
想定通りの売り上げ不振ですが、技術系メディアでも詳細は報道されていませんが、スマートフォン売り上げ失速の核心は、同社の主力モデルのGalaxyシリーズの差別化の失敗と、大手メーカーや中国などの新興メーカーの競争のなかでの埋没です。
マニアックな本ブログでは説明済みですが、概略をまとめると、Googleの提供するAndroid OSは断片化(多種多様のバージョンやカスタマイズが乱立してソフトウェアの開発や品質管理が困難になる)への対策として、Android 4.X世代から徐々に端末メーカーの独自使用を盛り込んだカスタマイズの制限を強化しています。ハードウェア上の都合としては、LTE(4G)へと通信が高度化すると、スマホの演算処理・画像処理・通信制御など大半の処理を担う心臓部でありチップセットが、米Qualcomm社のSnapdragonシリーズの寡占、ハイエンド機については同Snapdragon8XXシリーズの独占となっています。ソフトウェアでもハードウェアでも、サムスンなどの端末メーカーによる差別化は困難になっています。逆に言うと、最新のAndroid4.4とSnapdragon8XXチップを採用すれば、誰でもハイエンドスマートフォンを作れてしまいます。

このようにして、差別化が困難になり、新興メーカーの躍進と価格の叩き合い(コモディティ化)となり、サムスンのスマホが売れる余地が少なくなります。

AppleはOSがAndroidとは異なり、本体のデザイン性の高さやブランドイメージで、その他大勢のスマホと差別化が確立されています。シェアの減少はありますが、売り上げの減少は考えにくいものです。例えば、微妙な関係の友人知人と持っているスマホがGalaxy S4の同機種同士だと、ちょっと気まずい感じがするかもしれません。しかし、iPhone5S同士ならば、あまり気になりません。ユニクロのTシャツがかぶると恥ずかしいが、ルイビトンやコーチの似たり寄ったりのバッグを好んで買い求めるのにも似ています。

1407サムスン

こちらは、成長性でも数においても世界最大の市場である中国市場での、2014.Q2(4〜6月)の実績では、シェアのみらなず、売り上げ(Volume)においても減少しているのは、非常に深刻な状況です。

ここまでは、一般のニュースを読めば書いてある内容ですが、以下は私の私見による、もっと深い情報になります。

1407サムスン2

完成品メーカーのサムスン電子(ここでも取り上げているいわゆるサムスン)にカメラなどの主要部品を供給するのが、サムスン電気。バッテリを供給するサムスンSDI、ディスプレイを供給するサムスンディスプレー。これら部品メーカーが本体のサムスン電子よりも大きな減益幅あるいは赤字を計上しているところに注目です。スマートフォンにはもれなくバッテリが搭載されており、特にサムスンSDIの営業利益が前年同期比−91%というのが驚異的です。

ここで考えられるのが、世界的に注目され従業員のステイタスも高いサムスン(電子)の2014Q2の決算をお化粧するために、部品メーカーにご協力を願い泥をかぶらせたという仮説です。
部品→完成品→流通在庫→完成品売上という流れがあり、上流の部品の売り上げ減少がいち早く観測され、これが最下流の完成品の売り上げ減に影響するのはこれからという予測もできます。

いずれにしても、2014Q3の決算はもっと深刻化するかもしれません。

1407サムスン3

スマートフォンの売り上げ増加を見込んで、ベトナムで生産拡大投資を行っています。月産1500万台は単純計算で年間1億8千万台。2013年の実績ではガラケーも含んだ携帯電話全体の出荷台数は全世界で17億台であり、世界の出荷量の10%に相当する大型投資はかなり野心的です。

サムスンの売り上げ減少は2014Q2の決算が9年ぶりとされています。つまりスマートフォン事業の参入から現在まで、右肩上がりを続けており、売り上げ減少は今回が始めての経験となります。

デジタルテレビの売り上げ拡大を狙ったパナソニックやシャープの大型投資がその後に両社に大幅の減損決算となったように、サムスンの大型投資は始めての売り上げ減で裏目に出る可能性が高いでしょう。旧来からの戦争の定石においても、資本主義経済においても、占領地や売り上げが急拡大した後、兵站が伸びきった後の守備は脆弱になります。2014Q2のサムスンの決算表には、生産を急拡大させる工場、生産に必要な部品、そして見込みハズレの売り上げ減が生んだ大量の在庫の減損処理は含まれていません。

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