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2014
02/25
サムスンの真心と息切れが聞こえる Galaxy S5の背景 まだメディアが報道していない秘密を考察
サムスン、「Galaxy S5」を発表--5.1インチ画面や指紋センサを搭載

各種ニュースでも伝えられている、サムスンのスマートフォンの旗艦モデルGalaxy S5の発表。同シリーズは、数量ベースでも販売額ベースでも、AppleのiPhoneと雌雄を争う注目モデルです。この中で、(CNET News) では、サムスン側の意外な発言を報じています。

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 「当社の消費者は、目を見張るような技術や非常に複雑な技術を求めてはいない」「われわれの消費者が求めるのは、美しいデザインとパフォーマンスであり、シンプルでありながら高性能なカメラである。」
これは、これまでのサムスンのハイスペック&多機能路線を否定して、方向転換をする重要発言です。

メディアはまだ報じていませんが、この発言の裏付けをここで公開します。

驚くほど多機能・高機能なGalaxy S4(現行モデル)

ドコモ スマートフォン GALAXY S4 機能紹介動画

1402カメラ
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人物を切り貼りしたり、撮影者を埋め込んだり、音声を挿入したり、アルバムを作ったりなど、カメラだけでも語り尽くせないほどに多機能です。

1402ジェスチャー
1402プレビュー
1402ポーズ

スマートフォンは画面をタッチして操作というこれまでの常識を超えた、画面に触れない操作、さらには画面を見つめる目線でも操作ができるという、先進性があります。

もし、このGalaxy S4のユーザーがこのエントリーを読んだら、えっ?このスマホにこんな機能があったの?という声が多いでしょう。画面に触れない操作や視線での操作は、始めは物珍しさで試す事はあっても、誤動作が多いかったり、複雑な操作法を習得するのは困難だと、従来のタッチ操作だけに戻っているかもしれません。

また、カメラ機能を始めとした複雑・高度な機能は、スマートフォンが全てを詰め込むよりも、必要な機能をアプリとして、取捨選択してインストールする方が合理的です。

S4の複雑さを捨てたS5

最新機種のS5の発表では、これまで他機種との差別化でアピールしていた、画面に触れない操作や多機能なカメラなどを、取り上げていません。操作の独自性と新規性と多機能・高機能は、ユーザーを呼び込めないと判断したのでしょうか。

これは、後述の通り、Galaxy S5は機能の多さから、ユーザー思いの使いやすさの追求、サムスンの真心だという好意的なニュースかもしれません。

別の事情としては、iPhoneに比べて、Androidのメリットであるカスタマイズの自由度は、同時にメーカーや機種ごとに操作が違い操作の習熟が難しい、誤動作や処理落ちが多いというデメリットを生みます。これに対するGoogleの対応は、キャリアやサムスンのような端末メーカーによるカスタマイズの制限です。

サムスン、Android OSのUIカスタマイズでグーグルに歩み寄りの動き(Re/code報道)

独自の操作や多機能は、サムスンによるAndroid OSのカスタマイズが前提となっており、これに対してGoogleが制限を加えて、やむなく方向転換したであろう推察です。

実際にGalaxy S5の発表の記事を見ると、外見は現行機種のS4と比べて新味はなく、iPhone5Sに追随した指紋認証の他には、驚くべき新機能は無い印象です。多機能・新機能・ハイスペックというサムスンの差別化は困難になり、従来機種や競合機種との競争が厳しくなりました。

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Google(製造はLG電子) Nexus5 米国価格299USD

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Galaxy S5 米国価格は699USD?

搭載OSや液晶解像度や処理能力などの基本機能で競合関係にあるNexus 5の299ドルよりも二倍かそれ以上の価格で販売するのは、非常に困難かもしれません。デザインや質感の差別化も困難です。



しかし、サムスンの真心 Galaxy S5は他のAndroidスマホには無いユーザー思いの使いやすさがあります。

iPhoneの使いやすさのポイントは画面の下に配した円形のボタンです。過去の本ブログでも紹介していますが、画面下のボタンの仕様はスマートフォンの操作性を大きく左右します。Galaxyシリーズは最新のS5も含めて、iPhoneを模した大型の物理的に押せるボタンがあります。その一方で、Nexus5は画面下の外枠部に操作パネルがありますが、物理的なボタンではなく、ツルツルの外枠を押すだけですので、操作性は見劣りします。手探りで操作はできず、しっかりした押下感も期待できません。

また、iPhoneを始めとしたスマートフォンの大半、そしてNexus5もそうですが、ツルツルのボディは滑りやすく、ガラケーにようにストラップもなく、落としやすい。

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そこで、このようなレザー調あるいはラバー調のケースを付けて、滑り止めにします。

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Galaxy S5は裏側がディンプル(小さな穴)を配した合皮調で、ケースを付けずに滑り止めとなり操作性が良くなっています。更に防水性能もあります。防水は本体の密閉構造が必要で、背面カバーを開けてのバッテリー交換はできない機種が大半です。しかし、S5は背面カバーの開閉とバッテリ交換が可能な防水機種であり、非常に画期的です。

以後もメデイアでは報じてない事情になります。

これまで、防水機種は日本の国内メーカーの国内モデルが中心で、Apple、サムスン、LGといった外資の高シェアメーカーの多くは非防水機種でした。これは、防水技術が日本メーカー固有技術だからというよりは、漏水・故障時のユーザー訴訟の予防線で、防水保証を追求できなかったと思われます。日本では比較的スマートフォンは丁寧に慎重に扱い、防水はせいぜいお風呂でスマホを使うくらい。海外では、スマートフォンを片手にサーフィンをするくらいはやりかねません。

一般傾向として、米国に比較して日本の消費者の地位は低く、漏水して故障したと訴えても、扱いが悪い、そこまでの防水には対応していないと、門前払いかせいぜい無償修理でしょう。米国においては、防水なのに水漏れした欠陥機種だと巨額訴訟のリスクになります。

日本市場以外での防水はこのリスクが大きくなり、製造の不具合やユーザーの誤操作による漏水リスクが大きくなる、背面カバーの開閉と取り外し可能な電池と防水の両立は、サムスンにとって大きなチャレンジです。

私は299USD(日本国内価格は39800円)という低価格とSIMフリーで、Nexus5を使用していますが、これらのようにGalaxy S5はこれまでの機種には無かった、操作性の良さが期待できます。しかし、このような魅力を紹介するのは、本エントリーのようなマニアックなブログ上であり、マスマーケティングの場でユーザーを呼び込むのは、やはり難しいと考えられます。

299USDと699USDの壁を乗り越えるのは、難しいでしょう。
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