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2013
09/05
サムスン株は下落? 期待の新機軸スマートウォッチ「ギャラクシー・ギア」は大失敗作
韓国経済の屋台骨となっているサムスン電子。「「Galaxy疲れ」? - サムスン第2四半期決算、アナリスト予想に届かず(Bloomberg)」こちらの記事の通りスマートフォンに業績を依存しており、そのスマートフォン市場も成長性に限界が見え始めています。サムスンのスマートフォンに続く新たに開拓する市場として期待されていたのが、スマートウォッチです。これは、腕時計として身につけるIT機器です。

世間の誤解もありますが、スマートウォッチには①と②の二つの方向性があります。

①身につけるIT機器として、基本的に単独で動作する。
②スマートフォンとの併用を前提として、通知・通話・インターフェイスに特化する。

②の補足説明として、ギャラクシーを始めとしたAndroidでは5インチなど液晶と本体の大型化が顕著であり、副作用として電話機としてのハンドリングが悪くなっています。ポケットには入らず、いつも鞄の中にある。このため、スマートフォンと常時接続されて、メールや通話などの着信を腕時計型の端末に伝えて、ハンドセットとして通話する用途です。更に進んだ用途として、常に腕に巻かれているという特性から、血圧や運動活動量などを測定して、健康管理やスポーツ記録などをスマートフォンで管理するインターフェイスとしての機能も期待されています。

①は、大型化ができないという物理的な制約があり、画面はせいぜい2インチ未満で操作性や機能で既存のスマートフォンの代用にはなりえない。中途半端な製品となるでしょう。そして、後で説明しますが、腕時計とスマートフォンは現在の技術では相反する壁があります。


これを踏まえて、サムスンの「ギャラクシー・ギア」に関わるニュースを見てみましょう。

サムスン「ギャラクシー・ギア」の第1印象

906ギア1
906ギア2


ここで、サムスンは大きな戦略的失敗を犯しています。最も大きな失敗は....

「ただしサムスンは、一晩充電すれば、電池がだいたい1日もつと述べている。」

メーカーの性能に関わる話は、七掛け半掛けで読み取るのが、ITリテラシーの一つです。理想的な条件で使用しても、バッテリ稼働時間は一日。長電話をしたり、カメラなど機能を多用したり、Androidで常態化している不具合でのバッテリ消費など、バッテリが一日ももたない可能性が十分にあります。

もしも、メーカーの発言を100%真に受けたとしても、毎晩の充電が必要な機器を、それを人は腕時計だとは認識しないでしょう。その存在を忘れて体の一部として、毎日巻き続けるのが腕時計であり、毎晩充電して充電を忘れると、機能しなくなる電子機器は腕時計の代わりにはなりません。

この失敗の主因は、上記の①と②の方向性の峻別が曖昧であったからです。単体での機能性を追求し過ぎて、バッテリ消費が単体で動くスマートフォン並みになり、バッテリの持続時間にしわ寄せが出ています。

しかも、この機器は高機能ゆえに、連携するスマートフォンも同社でこれから発表されるギャラクシー・ノート3が前提となります。連携できるスマーフォンが現在未発売の特定機種に限られるのは、②の連携機能としても、大幅に劣った機器になります。上記のウォールストリートジャーナルの記事の本文にも明記されていますが、原理上はギャラクシー・ノート3の専用機である以上、販売数はこれを上回る事ができません。

腕時計代わりにならないバッテリ寿命、特定機種としか連携できない、商品特性上大量販売が見込めない。世紀の大失敗作と言えるでしょう。

これは、これまで日本企業やAppleの盗作をビジネスモデルとしていたサムスンに、新規の市場を切り開く能力はない。これに尽きるでしょうか?


ここで、より売れるための改善策を打ち出しておきます。

プランA 小規模改修

一部のスマートフォンやタブレットで商品化済みの、非接触充電(Qiなど)に対応させて、腕時計を外して、スマートフォンと一緒に平面の充電台の載せるだけで、充電ができるようにする。これで、毎日専用ケーブルを繋げて充電するという、腕時計にあるまじき不便さを解消できます。

接続対応製品をAndroidスマホ全般、可能ならばiPhoneにも拡げる。高度な連携機能は諦めても、より多くの機種に接続できるようにすれば、「ギャラクシー・ギア」の売り上げも、そしてスマートウォッチ市場全体の拡大が期待できます。この上で接続相手が同社のギャラクシーシリーズならば、より高度な連携機能が使えるとすれば、スマートウォッチとスマートフォンの市場を同時に狙えます。


プランB 大規模改修

スマートフォンとの連携機能に特化して機能をシンプルにする。例えば、通話用のマイクとスピーカー、通知用のランプ、血圧などのセンサーだけに機能を特化する。アナログの針を備えて、従来のアナログ時計と見分けがつかない機種、あるいは白黒液晶や電子ペーパーなど消費電力の少ないデジタル表示。いずれにしても、バッテリ消費が少なくなり、大型液晶画面も不用でデザインの制約が少なくなります。

最も野心的なプランとしては、通知・通話・センサーの基本機能をモジュール化して、既存の時計メーカーに供給して、多彩なデザインのスマートウォッチを選べるようにする。いつのまに腕時計の基本機能になっている事を目指す。


Appleとしては、Bプランを取るかもしれません。
連携可能な機種を幅広くするのが基本戦略ですが、Appleのように熱狂的なファンが多く、商品の大進化を期待され、かつ同一新製品が多数売れる場合は、新しいiPhone、iPad専用にする戦略があります。

こちらで取り上げたように、Appleは機能の作り込みにより消費電力と設計の省力化で優位に立っています。接続可能機種をAppleの新機種に限定して、スマートウォッチ(iWatch)の消費電力とモジュールの小型化を実現して、腕に巻きたくなるようなクールなデザインで登場するかもしれません。ひょっとして、いきなり著名な時計ブランドにiWach機能が内蔵されているかもしれません。





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