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2013
08/22
焼き畑農業のSamsungの明るく無い未来を暗示する調査
Consumer Intelligence Research Partners(米国)の米国内での市場調査であり、日本国内とは事情が異なります。スマートフォン市場の二強である、SamsungのGalaxyとAppleのiPhoneの購入者への過去一年の市場調査によると、両者の購買動向には明確な差が現れたそうです。

マイナビニュース 2013.8.20 「SamsungからiPhone」、Appleへの乗換は「iPhoneからSamsung」の3倍

SamsungとAppleのスマホの購入前に使用していた携帯電話のOSや種類別の比較では

822乗り換え

Samsung

①Appleからの乗り換えは10%未満と少数。
②Androidからの乗り換えが多く、Android同士の他社との激しい競争が想定される
③basic(在来型携帯電話)とfirst(携帯電話の初回購入)の占める割合が4割と、始めてのスマホのユーザーを獲得

Apple
①iPhoneの旧製品(iOS)からの買い替えが4割以上と、ユーザーの継続使用の意志が強い。
②Androidからの乗り換えが2割程度。
③スマホからスマホへの買い替え(iOS、Android、Blackberry、other)が全体の七割以上。

グラフには明記されていなかったのですが、引用した記事には「異なるメーカーのスマートフォンを購入した人のうち、Samsung製品からiPhoneに乗り換えた人は33%、逆にiPhoneからSamsung製品に変更した人は11%だった。」とあります。


以上のデータを分析すると

Samsungは始めてスマートフォンを購入するユーザーを獲得。ユーザーの継続使用意欲は弱く、他のAndroidやAppleのiPhoneへ乗り換えられる可能性が高い。

Appleは、同社の旧機種からの買い替え、他のスマートフォンからの乗り換えが販売の主体であり、スマートフォンを使い慣れたユーザーの支持を獲得。

Apple→Samsungへの乗り換えより、Samsung→Appleへの乗り換えは3倍程度の頻度であり、利用者の満足度はAppleの方が高い。


822年齢

年齢分布では両者の明確な差はない。後述するSamsungへの膨大な宣伝費用(マーケティングコスト)をかけて、若年層を獲得すると同時に、スマートフォン初心者の比率が高く、在来型携帯電話からスマホへの乗り換えが遅れた中高年の支持も同時に集めたと考えられます。


822年収

年収比較では、明確な違いが観測されています。年収5万ドル以下の中低所得層の占める割合は、Samsungが四割五分程度。Appleが3割強。15万ドル以上の高所得層はAppleがSamsungの二倍強の支持を集めています。

この比較において前提となる米国と日本の市場には明確な違いがあります。米国ではAppleは見た目の高級感と同様に高級スマートフォンと市場で認知されています。また、日本国内ではGalaxy S、Noteシリーズというハイエンド機種のみを販売しているのに対して、米国ではGalaxy Aceシリーズなど、中低価格機種も展開しており、中低価格層市場へも配慮しています。

galaxy-ace-plus1.jpg
中低価格機の一例。画面のサイズや解像度が控えめで、ボディは大きさに対して厚めで、デザイン性も高級機との違いがあります。

日本市場においては、詳細はテーマから外れるので割愛しますが、auやSoftBankのiPhoneは、他社からのMNP(乗り換え)の条件で、本体一括0円で通話料を含まない毎月の維持費が4000円未満と比較的低価格になります。iPhoneの選択肢を持たないドコモで顕著ですが、Samsungを始めとしたAndroidのスマホの方が費用が高額となる、国内携帯キャリアのボッタクリ価格の歪んだ市場構造があります。

日本の携帯キャリアは、他社からの乗り換えユーザーを優遇して、長期継続ユーザーをぼったくる施策をしていますが、Samsungを始めとしたAndroidは携帯キャリアやメーカー独自のアプリやサービスがあり、他社へ乗り換えると、これまで利用していたアプリやサービスが使えなくなったり、再設定・再購入・再入会の手間がかかるケースがあります。iPhoneの場合はこの手間が軽減されており、MNPでの乗り換えが容易にできるiPhoneの方が、低コストで運用できます。


ASCII.jp 2013.6.26 マーケティングに膨大な費用を費やすSamsung、Jay-Zと提携
こちらのニュースで報じる通り、2012年の実績でSamsungは推定40億ドルとAppleの4倍程度の巨額のマーケティング費用を投じています。ここでは、Jay-Zという米国の若年層の支持を集めるラップミュージシャンとタイアップする、若年層へ訴求するマーケティングを実施しています。

世界規模でのマーケティングはSamsungの競争力の源泉となっています。

822看板2
822看板

マーケティングは巨大看板やCM、ミュージシャンとのタイアップなど目に見えるものだけでなく、ダブルベッドの置かれた密室でも行われています。



以上をまとめると、Samsungはマーケティングコストで初心者や情報弱者(広告やステルスマーケティングの影響を受けやすい層)に訴求して、Appleは自らの使用経験や身近な人の口コミでユーザーを獲得している構造が考察できます。

あくまでも個人的な経験でしかありませんが、このようなイベントで事業家や投資家として、成功している、あるいは精力的に成功へと過程を進んでいる方は、iPhoneの利用率が高いように感じています。


P.S.

スマートフォンを継続使用するユーザーは、スマートフォンに替わる新しい何かが普及するまでは、減る事のない資源だと言えるでしょう。
従来型携帯電話から乗り換えるスマートフォンの初心者は、スマートフォンの普及が進めば進む程、減少して行きます。

市場と売り上げの倍々ゲームでの拡大を前提とした、サムスン電子の未来には、思わぬショックが待っているのではないかと考えられます。
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