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2013
05/16
第一四半期月期GDPは年率3.5%の高成長 アベノミクスの「B面」が稼働中
2013年05月16日 ロイターニュース 1─3月期GDPは年率3.5%の高成長、消費と輸出けん引 経財相「異次元の景気回復」 

アベノミクスのB面効果に関する考察と実例

本ブログにて、アベノミクスの経済効果は良く言われる円安による輸出の貢献だけでなく、外国人
観光客の増加と、日本人の海外旅行や外国製品への消費が、国内旅行や国産品へ代替する「B面」に
注目していました。外国人の外貨換算での、日本の不動産や企業の価格が割安になる事からの、
外国からの投資の増加もまたB面効果です。

B面効果の中でも、特に若年層やキャリア育成が不十分な層にとって、仕事とキャリアを獲得する
影響力が期待できるのが、観光・消費の増加とその就業者の増加です。

この考察は、第一四半期のGDPの高成長、それも内需拡大の貢献で実証されました。
現在は、株価など資産価格の増加による資産効果、円安値上げの駆け込み消費の影響で、高級外車や
高級舶来時計など、資産家と外国製品の影響が強い側面もありますが、これからはもっと広く波及
して行くでしょう。

産経BIZ
産経BIZ成田空港


予想はしていましたが、現実化すると衝撃です。連休期間中の成田空港での入出国人数において、
日本人は前年比で−10.1%。一方で外国人は増勢。年末年始や大型連休は、日本人の海外旅行で
ラッシュという印象があります。しかし、今年の連休の成田空港においては、外国人の入出国が
全体の32.6%を占めています。


中央日報日本人観光客が減少

ウォン高と日本人の反韓感情と、これまでマスメディアの情報操作やごり押しによって醸成されて
いた韓流ブームの霧散によって、日本人の訪韓客の減少は、韓国の旅行収支の赤字に影響しています。

日本は先進国の中ではリーマンショックの爆心地である、証券化商品の投資や不動産バブルの影響が
小さく直接的影響が軽微であったのに関わらず、不況に苦しんだのは、民主党政権下のデフレターゲ
ティング自国困窮化政策による円高の放置です。ウォン安と韓流ブームの影響で、輸出産業のみならず
内需産業も消費の流出による塗炭の苦しみを味わい尽くしました。

ここで、貿易収支と旅行収支の違いを明確化しておきます。

貿易収支の赤字や輸入の拡大は、必ずしも「悪」であるとは限りません。
経済学の「比較優位」のメリットは、貿易で起きるものです。数年前の日本の携帯電話端末は、
性能が低く価格が高止まりしていました。これが、AppleのiPhoneやサムスンのGALAXYなど
優れたスマートフォンが、競争力のある価格で輸入できる事によって、日本の消費者はメリット
を得ました。それだけでなく、高くて使えない携帯から、iPhoneやGALAXYにより、スマート
フォンが広く普及して、スマートフォンを活用したビジネスが隆盛する効果を得ました。

部品産業→韓国のサムスン→スマートフォンの輸入→スマートフォン活用ビジネス

上の略図で、韓国からのスマートフォンの輸入で悪影響を受けたのは、国内の携帯電話メーカー
であり、部品や製造装置を輸出するメーカーと、国内の活用ビジネスの影響はありません。

相対的に品質が悪い、価格競争力が無い製品を、輸入に振り変える事で、品質と価格で消費者に
メリットをもたらし、低品質高価格がボトルネックが解消されて、これを活用した新しいビジネス
の成長が期待できます。

一方で、旅行収支についてはどうでしょう。
異論はあるかもしれませんが、私は比較優位の好影響はほとんど無いと考えています。
喰うか喰われるかのゼロサムゲームで、旅行収支の赤字はイコールで経済力の弱体化です。

※旅行収支の赤字の拡大を伴わない、相互の旅行者の増大はお互いの消費の拡大で、好影響が
 あります。また、旅行収支が赤字でも、文化理解、相互交流というプラスはあります。

日本人が沖縄のリゾートホテルで休暇を楽しむのも、グアムで過ごすのも、「海沿いのホテルで
過ごすリゾート旅行」という「商品」に差はありません。ましては、ソウル、台北、上海、北京など
で過ごす海外旅行は、風景が似ているだけでなく、国内で行う消費活動に比べて、品質面で大きな差
はありません。

日本の小龍包は焼売みたいで品質が低い。高品質の上海や台北の小龍包を味わえるのはメリットかも
しれませんが、スマートフォン、液化天然ガス、大型旅客機が輸入できる事によるメリットに比べる
と僅かなものでしかありません。

旅行収支については、観光・宿泊・飲食・消費というほぼ同一品質の商品を、奪うか奪われるかの
国際競争であり、赤字の拡大は経済全体にとっては、望ましいものではありません。

しかも「スマートフォン」「液化天然ガス」「エアバスA380」などと比較して、消費関連は
労働集約型産業であり、雇用への影響は比較的強くなります。


日経新聞沖縄観光収入


円安効果が本格化している4月単月においては、沖縄への入境観光客数は前年同月比で+9.6%と
増加をしています。円安による日本人の海外旅行の逆風と、国内消費への代替、外国人旅行者の
増加という影響は現実化しています。

P.S.

私自身は内需産業従事者であり、輸出の増加というアベノミクスのA面効果のメリットは期待
できません。海外旅行が趣味であり、現状の円安傾向は個人的には逆風です。

それでも、リーマン危機後に米国・ユーロ圏・中国・韓国が通貨安戦争で、日本経済を打ちの
めし経済回復を狙っていたのと、為替の反転によって、日本に替わって韓国経済が苦境に落ち
いっているのは現実で、円安は追認したい立場です。






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